V-CROSS4!!!


画像 021


9年ぶりのフルモデルチェンジで登場、アライのVクロス4です。

画像 007
画像 011


今まで(今でも)球体にこだわるアライとしてはかなり大胆にシルエットを変えてきました。
オフロードヘルメットって、呼吸をしやすくするために口元を長く伸ばすのですが、
これは同時に顔面から地面に激突した際、転がらずに首をグキッといきやすいという側面があります。

後頭部の形状なども同じく、引っかかりを防ぐためにアライはエッジの無い球体になっています。
あ、突起に見えるディフューザーなどは衝突時に取れますからね。
そんなわけで、機能と安全性という相反する要素なのでどちらを優先するかは
非常に難しい悩みなのですが、アライの選択は常に安全性ということですね。

画像 022
画像 023
画像 028

それでは各部を見てみましょー。

まず口元!上記の通り、安全性の制約の中でめいいっぱい口元を伸ばしています。
前作のVクロス3と比べると閉塞感が無くなり呼吸もしやすいでしょう。

また、ノーズカバーの裏側にはシャッターを装備しています。

画像 024
画像 025


後頭部のディフューザーも新設計。
かなり複雑な形状ですね。Vクロス3では左右にあった空気の出口は真ん中にも一箇所増設。
開閉式のベンチカバーは意図的に廃して、ベンチ効果を最大限に高めています。

画像 026
画像 027


一目で長くなったとわかるバイザー。
14mmも長くなったとのことで、これもカッコ良さに繋がってるかな?
バイザーが長いとマディ時には重宝しますよね。

画像 017

内装も変わっていますよ。

センターパッド(頭頂部)はツアークロス3と共通、チークパッドは新規のものが使われています。
勿論フィット感は抜群。全体で包み込むホールド感はいつものアライですが、
特に下あごを支えるべくチークパッドが下に巻き込むような形で、1ランク上のフィット感になっています。

画像 015
画像 016

緊急時に外部からチークパッドを外すことの出来るエマージェンシータブも健在です。

このオレンジのヒモを引っ張るとチークパッドが外せるんですよ。
そうすることで、首に負担を掛けずにヘルメットを外すことが可能になります。

DSC_0441
DSC_0443

ライバルのショウエイVFX-Wと重量の比較をしてみましょう。
同じサイズ・単色での比較です。

アライVクロス4:1571g ショウエイVFX-W:1407g

164gの差が出ました。これはスネル規格を通しているか否か、というところが大きいかな?
ショウエイの場合、軽さを重視するモデルではスネルを通さない場合が度々ありますので。

ざーっとポイントを紹介するとこんな感じですね!
結論、相当に進化してます!是非店頭で試してみてください!


関連記事