PIVOTレバー 第二章 Mタイプ?Kタイプ?


前回PIVOTレバーのご紹介をしましたが、その続きでございます。

よく頂くご質問に、Mタイプってなに?というものがあります。
パッケージを見るとCP-MとかFP-Mとか書いてありますよね。

CPとFPの意味は前回ご紹介した通り、削り出しと鍛造という意味ですが、
Mタイプは簡単に言えばレーサー用ってことです。


通常、トレールバイクにはスイッチボックスが付いているので、
レバーを握った際にそこを避けるように「逃がし」が設けられています。
ただ、レーサーにはそれが必要無いのでレバー形状が真っすぐなタイプが用意されているというわけ。
比べるとわかりやすいでしょ。上がトレール用、下がレーサー用ですね。

どちらが良いか、という話ではないので車種に合わせてお選び頂ければOKです(^^)
この話はPIVOTパーチにおいても同様で、CPタイプはトレール車用(右)、FP-Mタイプはレーサー用(左)という区分けがされています。

このパーチっていうのは本当にスグレモノでして、僕はこれが無いと気持ち悪くて乗れないっていうくらい
気に入って使っています。
クラッチの機能として求められる要素が全て凝縮されているんですよ。


まず、レバー部は当然PIVOTレバーなので可倒式で折れません。
アジャストボルトにより、手の大きさに合わせてレバーの角度が調整出来ます。


パーチ本体・真ん中の黒いところはワイヤーのタイコを引っ掻けるところなのですが、
PIVOTパーチではこれを上下反転させてキレの調整が可能です。

裏から見ると偏心しているのがわかりますね(^^)
この状態ではライトクラッチモードで、若干軽くなります。
反転させればキレキレモードで、ON/OFFのはっきりしたキレの良いクラッチで操作できます。



ホルダー部分はナイロンのスリーブを装備して転倒時の衝撃を逃がすようになっています。
ヒンジ式で着脱も簡単。また、削り出しの高剛性ボディで変形に強く、レバーのガタつきも少ないです。


そして極めつけはこれ、アジャスト機構です。
ノーマルのレバーホルダーにも必ず装備されている機能ですが、
パーチはクリック感にメリハリがあって断然操作性が良いです。
エンジンがヒートしたときってクラッチの遊びが極端に増えてスカスカになってしまうことが良くありますが、
これがあれば走行中でもババっと調整出来ます。

そんなわけで2回に分けてPIVOTレバー/PIVOTパーチのご紹介をさせて頂きました。
今は折れないレバーも色々ありますが、ZETAが断然おススメです!ホントに良いものですよ(^^)

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