純正ハンドルバーの特徴を見てみよう



最近ハンドルコーナーにCRF250L/RALLYとSEROW250の純正ハンドルを置きました。
目的は純正ハンドルと直接持ち比べて、社外ハンドルとの違いを実感して頂こうというもの(^_^)
幅とか引きとか数字も大事ですが、持った時の直観も大事ですよね、って感じです。


現物がコチラ。
並べてみるだけでも幅が結構違うのがわかります。


CRFは798mmと平均的な数字。
ZETAやRENTHAL・PROTEPERなどの社外ハンドルバーもフルサイズバイク用は800mm前後の幅が基本です。
(フルサイズって言うのは前輪が21インチ、後輪が19or18インチのミニじゃないバイクのこと)

引き(絞り)の方は72mmと結構強め。この傾向はXRの時代からそうですが、
通勤やツーリングを想定して疲れにくさを狙っているのだと思われます。
引きが強いと自然と肘下がりになって肩の力が抜けるので楽なんですよね・

トレールバイクとして標準的な性格のハンドルと言ったところ。
高さは96mmと、ハンドル単体で見るとやや高めですが、
これは車両のハンドルポスト位置にも影響されますので参考程度に。


一方のSEROWは結構特徴的と言うか癖がありまして、
幅がとても短く760mmとなっています。標準的なCRF比で38mmも短い!
その短さゆえに、大柄な方(175~180cm以上)には少々窮屈かもしれません。
SEROW自体が小振りなので車格を考えるとSEROWには丁度良いのかな、とも思います。

引きの方はどうかと言いますと、80mmと凄ーく引いています。
この数字はCRF同様、疲れにくさを狙ったものと言えますが、より極端な設定になっています。
高さは91mmでチョイ高ってところ。

上記のことから、純正でありつつも、用途を絞ったハンドルと言えます。

こんな感じに、定番の2車種の純正ハンドルバーの特徴を見てみると
メーカーの考えや想定している使い方が見えてきます。

自分の身長や体格はどうか?用途は純正の想定と合っているか?

これらの事柄を照らし合わせると欲しいハンドルが見えてきます。
服にサイズがあるように、ハンドルを自分に合わせたモノに変更するのは自然なことです。

傾向として、トレールバイクであれば今回のようにツーリング志向のものが多いのですが、
たまにエラくスパルタンなハンドルのバイクもあります。WR155Rはそうだったかな?

と、言うわけでアルミハンドルに変更する場合には、繰り返しになりますが
ご自身の想定される用途や体格を考慮して選んで頂きますと、良い効果が得られるのではないかな~と思います。


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