ハンドガードマウントあれこれ


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ブッシュガードとも呼ばれるハンドルを囲うタイプのハンドガードの固定方法について
色々な意見や要望を頂きます。
結局どれが強いのか?というのは定番ですね。しかも人によって回答が違います・・・
結局のところそれぞれ一長一短あるというのが真相です。
今回はZETAに絞って取り上げてみましょう。

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まず、アーマーハンドガードを購入すると付属してくるのがこれ。
3つのパーツで構成されているので3ピースマウントと呼びます。
首振り構造になっているので取り付けの自由度が高く、初めての方でもDIY感覚で作業出来ます。

首振り構造故に、激しい衝撃は受け止めきれずズレる場合があるため、
ヘビーユーザーからは敬遠されがちなクランプなのですが、
これが無い昔(アチェルビス全盛時代)は結構皆さん苦労して取り付けてたはず(^^;)

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次にこちらがUクランプ。
どっかの製品にそっくりな気がしますが気のせいでしょう。
Uクランプの「U」とは横から見たときの形状を指していて、ブレーキホースや配線を避けるための工夫です。
4点のボルトでガッチリ固定しているため、3ピースマウントに比べ保持力に優れます。
首振り構造では無いので、当然変形にも強いですね。

ただ、取り付け時にはある程度ハンドガード本体の曲げ角度の調整などが必要な場合があります。
特に大径ハンドルバー(28.6mm)の場合、テーパーの掛かる位置がハンドルバーのブランドによって異なるので、調整に苦労する場合も。

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そしてこちらがトップブリッジマウント。
トップブリッジのフォークピンチボルトと連結するように固定します。
構造上、ズレがまず起こらない作りで保持力、強度では最強です。
ハンドルバーにクランプを取り付けたりしないので、配線類との干渉も少なく取り付けしやすいのもポイント。

ただ、度を越した衝撃を受けた場合は、トップブリッジにダメージが行く可能性は一応考慮して下さいね。
他のクランプでもズレればブレーキホースを千切ったりするケースはあるので、全てのリスクを無くすことは出来ませんが、
走行不能になるリスクが一番少ないのは、このトップブリッジマウントだと思います。

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こちらはKTM/ハスクバーナ専用のハンドルクランプマウント。
KTM/ハスクの場合、フォークのピンチボルトの位置が特殊で通常のトップブリッジマウントが使用できません。
そのため、ハンドルのアッパークランプからステーを伸ばす形で固定します。
取り付け穴が3つずつ開いているので、ハンドルの幅や高さに依存せずに取り付けが可能です。
これも保持力・強度面でかなり優れた固定方法ですね。
ちょっとやそっとじゃこのマウントが破損することもないでしょう。

以上、ハンドガードマウントあれこれというお話でした。
ZETAブランドだけで色々な固定の仕方があるんです。取り付けのし易さ、
リスクコントロールなど、色々と天秤に掛けて選んでみて下さいね。


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