ネックブレースを考える・その3


前回・前々回とネックブレースの話をしましたが、
今回はその3でリスクコントロールのお話から始まります。

ネックブレースを説明する際に、よく聞かれることですが

「これで鎖骨折った人がいるって聞いたことあるんだけど」

というお話です。
知り合いではありませんが僕も同じ話は耳にしたことがありますし、大いにありうることだと思います。

前々回の記事で衝撃を6つのポイントで受け止め分散と書きましたが、
これらのポイントが衝撃の出口として機能するため、このポイントに打撲や骨折のリスクというのは多少なりとも存在します。
故に、首が前に過屈曲するようなクラッシュの場合なら鎖骨にダメージがいくかもしれませんし、
後ろに過伸展した場合は肩甲骨周辺へのダメ―ジが想定されます。
両肩も同じことが考えられますね。

そうなんです。衝撃の出口=6つのポイントには首に代わって怪我を負うリスクがあるんです。
ATLASが当初からバックプレートを左右分割にしているのはその対策で、
バックプレートを背骨の上に置くのを避けたかったからです。

これはニーブレースにも同様のことが言えます。膝関節を守るのがニーブレースの目的ですが、
一方で衝撃の逃げ場として大腿部(太もも前側)に怪我のリスクはあるわけです。

じゃあネックブレースもニーブレースも怪我の材料になっているのか?
と言えばそうではありません。
優先順位に基づきリスクのコントロールをしているということです。

鎖骨と首だったら、どちらを優先するかと言えば当然首。
膝関節と大腿部だったら関節の方がリスク大きいので膝関節を優先したいという考え。

故にネックブレースもニーブレースも有効なプロテクターとして機能しています。

全ての怪我をノーリスクで守ることは出来ません。
エルボーガードを付けたことで、強化肘打ちによって肋骨を骨折するなんて事例もありますが、それでエルボーガードは悪いとはなりませんし
首への重量的負担があるからヘルメット被らないという選択肢も考えられないでしょう。
大切なのはリスクをどうコントロールするか?ということです。

雑にまとめるとネックブレースしておいた方がいいと思いますよ・・・ってお話です(^^)

その3まで続きましたがまだ終わらないんだな~
その4まで続くぞ!

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